多文化映画会
2019年8月24日(土)14:00〜16:50
会場:川崎市市民ミュージアム(1階 映像ホール)
世界を揺るがせたクメール・ルージュの時代を懸命に生きた人々を描くカンボジア映画「シアター・プノンペン」を上映します。
上映後は、ペン・セタリン氏(東南アジア文化支援プロジェクト代表)に学ぶ歴史や文化の講座を開講します。
ストーリー
カンボジアの首都プノンペン。女子大生のソポンが廃墟のような映画館で見た古い恋愛映画。何とその主演女優は母だった!美しく輝いていた母の知られざる女優時代…。
40年間も母を慕い続けている映画館主。映画の最終シーンが失われていることを知ったソポンは、今は病床に伏せる母の為に、映画を完成させようと決心する。
だが、その時から、軍人の父、かつて母と愛し合った映画監督ソカなど、世界を揺るがせたクメール・ルージュの時代を懸命に生きた人々の、半世紀近くにも及ぶ数奇な運命が明らかになってゆく…。
1975年からカンボジアを呑み込んだ暗黒の3年8ヶ月20日。クメール・ルージュの圧政により、カンボジア国⺠の4分の1の人々が命を失い、知識人はもとより、一般大衆までをも巻き込む空前の悲劇が生みだされた。『シアター・プノンペン』は、そんな悲劇の時代を潜り抜けた1本の恋愛映画を巡って繰り広げられる壮大なヒューマン・ドラマである。
カンボジア映画史上初の女性監督!
ソト・クォーリーカー監督は、アンジェリーナ・ジョリー主演『トゥームレイダー』(01)のラインプロデューサーを務めるなど、ハリウッドで活躍。
『シアター・プノンペン』の、緻密な構成と胸を打つストーリーは見る者を圧倒し、第27回東京国際映画祭国際交流基金アジアセンター特別賞を始め、数々の賞を受賞。