地球市民講座
パレスチナ・イスラエル問題の本当の解決とは何か
映画:「ガザ=ストロフ パレスチナの吟(うた)」
講演:早尾貴紀氏(東京経済大学教授)
2026年3月14日(土)午後1時〜4時
地球市民講座は、かわさき国際交流民間団体協議会と(公財)川崎市国際交流協会の共同主催によるもので、すべての人々が平和な社会で生きられるように、その時代の社会問題を理解しようと企画しています。皆様の参加をお待ちしています。
- 講師
- 早尾 貴紀氏
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略歴
1973年生まれ、東京経済大学教授。専門は社会思想史。2002〜2004年、ヘブライ大学客員研究員として東エルサレムに在住し、西岸地区、ガザ地区、イスラエル国内でフィールドワークを行う。
現在は東京経済大学で教鞭を執り、社会思想史やナショナリズム、共生、多文化主義などのテーマについて研究しています。早尾氏の研究は、主にパレスチナ/イスラエル問題やユダヤ人問題、民族問題に焦点を当てています。さらに、ユダヤ民族の存在意義や、ユダヤ人国家の設立が持つ意味を思想史的に考察しています。
- 主な著書
- 『イスラエルについて知っておきたい30のこと』(平凡社)
- 『国ってなんだろう?』(平凡社)
- 『パレスチナ/イスラエル論』(有志舎)
- 『ユダヤとイスラエルのあいだ』(青土社)
- 『パレスチナ、イスラエル、そして日本のわたしたち』(皓星社)
- 『希望のディアスポラ — 移民・難民をめぐる政治史』(春秋社)
- (訳書)サラ・ロイ『ホロコーストからガザへ』(青土社、岡真理、小田切拓との共訳)
- (訳書)ジョー・サッコ『ガザ欄外の声を求めて』(Type Slowly)
- (訳書)イラン・パペ『パレスチナの民族浄化』(法政大学出版局、田浪亜央江との共訳)
人々はずっとカタストロフを生きてきた
映画の題名『ガザ=ストロフ』は「ガザ」と「カタストロフ」を一つの言葉にしたもの。「カタストロフ」とは、「大参事」「破局」「絶望的な結末」を意味し、『突然の大きな変動や崩壊、絶望的な状況』を指す言葉。2008年12月末から 2009年1月にかけてイスラエルによるガザの大規模侵攻が勃発。監督のサミール・アブダラとケリディン・マブルークは、停戦の翌日にパレスチナ人権センターの調査員と共にガザに入る爆撃で両親兄弟を失った子ども、目の前で家族を銃撃された男性、土地を奪われ逃げてきた人々…「顔を持つ」一人一人の証言が記録されるとともに、パレスチナを代表する詩人、マフムード・ダルウィーシュの詩が引用され、ガザの人々が生きてきた歴史と記憶が呼び起こされる。
この映画はガザの地で生きる人々の姿を丁寧に描きながら、同時にパレスチナ問題の背景にある西洋諸国による二重基準、構造的暴力について浮かび上がらせる。多くの人々が、これは明らかにジェノサイドだ、と声を上げる悲惨な状況が続く中(2024年8月現在)、人々の姿と歴史を知ることから変わる可能性を問いかける。
- 日時
- 2026年3月14日(土)午後1時〜4時
- 会場
- 川崎市国際交流センター ホール
- 川崎市国際交流センター ホール
- 参加費
- 500円(当日会場にて現金でお支払いください)
- 定員(先着順)
- 200名まで
- 申込方法
- 申し込み受付は1月15日10時から
- 申込フォームからお申し込みください。
- 申込フォーム申込フォーム
- 主催:
- かわさき国際交流民間団体協議会/(公財)川崎市国際交流協会
- お問い合わせ
- 公益財団法人 川崎市国際交流協会